幸せ者

  • 2007/03/13(火) 14:31:16

今朝、通勤の車中でラジオを聴いていたら、東池袋にある『山岸大勝軒』の話をしていました。

昭和36年開業から45年目となるこのお店は、惜しまれつつ今月20日で閉店するそうなんですが御主人である『山岸一雄さん』の人柄について感銘を受けました。

開店当初は弟子はとらない主義だったのですが、最愛の妻を亡くしてから一人でやっていくことの困難さを悟り、それ以来弟子を取るようになったそうです。

ただ、その方法が凄い。
通常、秘伝にするはずのレシピはすべて公開し、暖簾分けして独立するときもフランチャイズ料や売り上げの何%の上納金などのたぐいは一銭も受け取らなかったそうです。

儲けようと思えばいくらでもできるはずなのに、あえてそれをやらない。
出来そうで出来ない話です(私だったらしっかり取るだろうなぁ^^;)。

その後、池袋近辺に弟子たちの暖簾分けのお店が次々と出来たのですが、何故わざわざ競合する場所へ出店したかと言うと「少しでも師匠の近くに居たい」と言う想いからだそうです。
弟子たちにこんなに慕われる師匠は幸せ者ですね(^^)

大勝軒の話のあと、パーソナリティが話の締めに「ラーメンのスープには3つのガラがある」と言いました。
鶏ガラ、豚ガラの2つはすぐに思いつきましたが、残る1つは何だろう?・・・と思っていたら、「3つのガラとは『鶏ガラ』、『豚ガラ』。そしてもう一つは『人柄』です。」

うーん、なるほど!思わず納得です(^^)

レシピを見て同じものを作ったとしても、機械で同じ量を配合しても『決して』全く同じ味にはなりません。
味の決め手となるのは料理を作る『人間』であり、その『人柄』なのでしょう・・・


閑話休題。

私の現在の愛車はドイツの『アルピナ』と言う、年間生産台数が1000台にも満たないメーカーです。

エンブレムにBMWマークがついているので、パッと見は普通のBMWにしか見えませんが車検証には確かに『BMWアルピナ』と記載されています。

BMWからホワイトボディのベース車両を供給してもらい、職人によって手組みされた部品(エンジンなど)を組み付けて仕上げます。
機械生産をせずあえて手組みに拘るのは、決して真似できない部分があるからです。

どんなに人気が出ようともオーダーが殺到しようとも、決して生産台数を引き上げないのも手組みゆえ、それ以上作ることが出来ないからです。
そんなメーカーですから職人ひとりひとりが誇りを持って生産に携わっています。
それによってアルピナクオリティが保たれ、ユーザーからの信頼にも繋がっているのです。

BMWのバッジをつけていても、エンジンや足回りなど中身は全く別物であるアルピナ社のクルマ。
中古車とは言え、そんな拘りを持って作られたメーカーのクルマに乗ることが出来る私もまた、幸せ者です(^^)。

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この記事に対するコメント

Re.幸せ者・・・

こんにちは!
いいお話を紹介していただいてありがとうございます!

そうなんです!例え同じものを同じだけ使ったとしても、人が違えば、同じものはできないんですよね・・・

アルピナは高いですが、その個体にはやはり作り手の意思が存在している、最近では希少なメーカーだと思います。

昔はある意味ライバルだったAMGがMBのカタログモデルになり、ラインで製造されるようになって久しいですが、かつてあったオーラ(良くも悪くも:笑)は淋しいことに無くなってしまいました・・・

  • 投稿者: 「こだま」
  • 2007/03/14(水) 15:42:21
  • [編集]

オーラ

「こだま」さん、こんにちは!

車内で聴いてて「うんうん」と頷きまくりの話だったので紹介させていただきました。

AMGはW124をベースに6リッターエンジン&オバフェン化したハンマーがめちゃめちゃ好きでしたね。

洗練された高性能も良いとは思いますが、趣味性の高いクルマの場合は性能だけでは語れない「オーラ」も重要だと思うんですけどねぇ・・・

  • 投稿者: ダブルK
  • 2007/03/14(水) 17:58:08
  • [編集]

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