昨日、見た夢

  • 2005/03/16(水) 12:28:20

昨日、ある夢を見た。

時間にすればわずかなものだったが、そこに映し出されたものは極めて鮮明な映像だった。
まるで現実世界で起きたかのようなその夢は、先月5日に見た夢に勝るとも劣らないほどだった…


私はある山の麓に立っていた。
目的は、その頂上にあるホテルに行くためだった。

その場所がどこなのかは全く分からない。
そして、どのようにしてその麓までたどり着いたのかも分からない。

車なのか?バスなのか?
誰かに乗せて連れてきてもらったのか?

ふと前を見ると、道路は車ではとても登れそうもないほどの深い雪に覆われていた。
一目で「徒歩で登るのさえ困難だ」と思われるほどの。

さて、どうしたものか?と考えていると、何故かそこに若者たちが乗った車が大挙訪れてきた。
しかもどの車もノーマルタイヤを履いていた。

すると彼らは無謀なことにその車で坂道を登り始めたが、言うまでもなく坂の入り口で、
ある車はスタックし、ある車はスピンしていた。

どうやってもノーマルタイヤでは登れるはずはないのに。
そう思いながら麓で見ていた私のところへ突然、スピンした車が猛スピードで突っ込んできた。

ギリギリの所でかわした私は「プチッ」と(頭の中が)切れ掛かったが、グッと堪えた。
彼らに関わっているより、一刻も早く坂上のホテルに行きたかったから。

腹を括った私は、彼らの中に全速力で突っ込んでいき、スタックする彼らを尻目に雪深い坂道を登っていった。
夢中だったせいかどうかは分からないが、どのようにして登っていったのかは全く覚えていない。


気が付いたときは頂上のホテルの前に立っていた。

中に入ると麓の喧騒が信じられないほどの静寂がそこにあった。
厳粛さを感じる別世界だった。

さらに奥へと進むと、数百人ほどが収容できるホールがあった。
扉を開けるとたくさんの人が集まっていた。

どうやらここが私の目指す場所のようだったが、何の目的でここに来たのかは分からない。

誰かに会うためなのか?
誰かの導きなのか?

あたりをキョロキョロと見渡していると、突然一人の女性が私に声を掛けてきた。

「失礼ですが、誰かお探しでしょうか?」

不意を突かれた私は、返答に一瞬言葉を詰まらせた。
するとその瞬間、ある声が会場内に鳴り響いた。

「おーい、T(←私のこと)!」

…一昨年の暮れに亡くなったはずの父の声だった。

『え、おとうさん?どこにいるの??』

辺りを見渡しながらそう叫んだ瞬間、「ハッ」と目が覚めた。

一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
何故ならとてもとても鮮明で、まるで現実のような夢だったから…


前日、知人の板金屋さんに立ち寄ったとき偶然、夢の話をしていた。

「Tくんはお父さんの夢は見たことはあるかい?」
『いえ、それがまだ亡くなってからは一度も見たことがないんですよ。』
「それはいいことだな。」
『えっ、何でですか?』
「夢に出てくるっていうのは、それだけ亡くなった人のことを普段から気にかけてないって証拠なんだよ。」
『ちょうど一昨日お墓参りに行ったばかりだし、朝晩仏壇に手を合わせるのを欠かしたことはありませんけど、夢ってそういうものなんですかね?』
「俺も毎日仏壇の水を取り替えて、手を合わすのを欠かしたことがないから親父の夢なんて見たことはないぜ。わっはっは!」

そんなことを話した日の夜、見た夢だった。


父は何故、私を呼んだのだろう?
何かを伝えるためなのか?

そして、この夢が一体何を意味しているのか?
今もずっと考え続けている。

この夢の示す意味を。

そして、この夢の答えを。

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