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心の奥の壁
- 2005/03/17(木) 22:51:10
ふとしたことがきっかけで突然悲しくなったり涙したりするとき…
押さえきれない感情の変化に自分自身でさえ驚き、戸惑う。
もちろん、周りにそれを理解する術はない。
他人から見れば何気ないことやものであったとしても、その人にとっては
とても大事なものであったり、かけがえのない思い出だったりする。
だから、周りがそれを理解するにはその人の本当の気持ちを知る必要がある。
しかし普通に関わっている限り、表面的には理解できたとしてもその奥に秘められた気持ちまでは分からない。
これはある意味当然のことだ。
では、その人を本当に理解したいと思うのならば…
それにはその人とかかわる長い時間と、理解を共有するための広い心が必要だと思う。
だが、大抵の人は自分のすべてをさらけ出すことはしない。
他人に本当の気持ちをさらけ出すのは誰だって怖いし、勇気が必要だから。
その人にとって、その相手がそれに値する人物なのか?
また、それに値する心の大きさを持ち合わせているのか?
相手がそれに値する人物だったのならばそれで良いが、もしそうではなかったとき…
その人は心の奥に傷を負うことになる。
そしてその傷は周りからは見えない。
それが自分にとってどんなに深く、大きな傷だったとしても。
それでも、その傷を自分自身で癒す術を身につけてさえいればまだ救いがある。
問題なのはその術を持ち合わせていなかったとき…
その人は他人に分からないよう取り繕ったり、振舞うようになるだろう。
というより、そうするより他にない。
そしてそれらは自分の心を守るために自然に身についてしまう、悲しい術。
それはとても、とても悲しいこと。
でも…
誰も理解してくれないのなら、そうするより他に方法はない。
そんな人たちの心の奥には目に見えない、氷のように冷たく厚い壁が立ちはだかっている。
簡単には取り払うことのできない、大きな大きな壁が。
その壁を壊すのは容易なことではない。
長い時間をかけて少しずつ、少しずつ暖めて溶かしていくしかない。
たとえ溶かすことが出来なくても…
その気持ちさえ相手に伝われば、それは決して無駄にはならないはずだ。
少なくとも、今はそう信じて暖めていきたい…
- 想い
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