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かけがえのないもの
- 2005/04/20(水) 00:00:00
今までずっと遠くばかりを見つめていた。
かけがえのないものを見つけるために。
だが、簡単には見つからない。
もがけばもがくほどそれは果てしなく遠い場所にあるような気がした。
「もう、一生見つからないのかもしれない?」と思い始めていた。
そんな時、何気無く自分の視線を足元に向けた。
「え…?」
あまりにも唐突過ぎて最初はそれが何なのかが理解できなかった。
深呼吸して、目を凝らしてもう一度良く見てみた。
それは紛れもなく私の探し求めていたものだった。
でも…
戸惑い、驚き、実感、運命、喜び…
色んな想いが同時に襲ってくる不思議な感覚。
夢ではないのか?
幻ではないのか?
そう思いながら手を差し伸べ、ギュッと握ってみた。
暖かい温もりがそこにあった。
眩しすぎるほどの笑顔と共に。
もちろん、夢の中の出来事ではなかった…
運命の赤い糸は見えなかった。
なぜならその必要がないほど近くにあったから。
あるいは影に隠れて見えなかったのか?
あまりに近すぎて見落としていただけなのかも知れない。
いや、今はそんなことはどうでも良い話だ。
もう離さない。
離したくない。
もう同じ過ちは繰り返したくない。
この想いが届くよう、切に願う…
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